「ううん!何でもないの」





百合香は作り笑顔でそう言う









(バレタ・・・・?

自分を偽ろう

絶対に危険な目にはあわせない為に



違う、本当は自分の為だ・・・・)










「行こう、百合香」





私は立ち上がり部屋から出た









「うん、何かあったら言ってね?」