翌朝。



「……さて、そろそろ行くか」

思ってたよりも寝ることができた。

「ミントぉ〜、これからどこに向かうでゲスか?目星はついているんでゲスか?」

「まぁな……そろそろ戻ってくる頃なんだけど」

彼は空を見上げると何かを探しているようにも見えた。





バサバサ……





何か近づいてくる羽音。


朱雀!!


「こいつに周囲を偵察に行ってもらってたんだ」

「やつらの居場所は見つかったゲスか?」



朱雀は頭を横に振る。



「そうか……この近くにストロベリーが封印された場所があるからな。そこだと思ったんだが」

「──行こう!!」

「ま、マロン!?」

なんとなくだけど、



「ストロベリーが封印された場所へ」

そこに行けば、
ヒントがあるような……そんな気がした。