え? どういう事だろ? 「偶然じゃなくて、あれは晴彦につけさせてたの」 「ええ~!?」 何それ!! 「ちなみに、愛美ちゃんからの電話も、こっちが仕組んだ事」 「ど、どういう事?」 動揺して、思わず起き上がった。 そんな私を、佑斗は寝たまま見上げて言った。 「お前、止めたって無駄だろ?無茶な事する前に、陸に会えるようにしたんだよ」 だから、携帯番号を教えてくれたんだ。 通りで、おかしいと思ったんだよね。