「ゆ、佑斗!」


振り向くと、佑斗が立っていた。


「何だよ、由奈。化け物でも見たような顔して」

軽く睨む佑斗を見ながら、化け物の方が怖くない…って、思っちゃった。

「あっ、愛美も来てくれてたのか?お前、体大丈夫?」


「はい。お蔭さまで、つわりも治まりましたから」


「無理しなくても、良かったんだよ?竜二が無理矢理連れて来たんだろ?」