竜二は私を見ると、話しを止めた。


けれど、佑斗が手を差し出して言ってくれたのだった。


「由奈も来いよ。お前も知りたいだろ?」


「うん!」


佑斗の手を握ると、三人で部屋へ入った。



「で、やっぱり予想通りだった?」


佑斗の言葉に、竜二は頷く。


「黒幕は、翔雄会のリョウですね」


「やっぱりかぁ」


ソファーに座りながら、佑斗はため息をついた。