「だいたい、 俺がお前と仲良くしてやったのは、 春菜に頼まれたからなんだよ!」 背中を汗が伝う。 それは生暖かいもので、気持ちが悪い。 「そうじゃなきゃ人気者の俺が、 友だちがいないような 根暗なお前と話したりするかよ」 「……「俺」って、なに?」 彼が話している言葉の中で、聞き返したいことはたくさんあった。しかし、それさえも抑え込み、口をついて出てきた言葉はこれだった。