白と黒の意味

 わたしは今、どうしたらいいのかわからなかった。先生を励ましたらいいのか、鳥海くんを追いかけたほうがいいのか。

 先生と鳥海くんの比重が、等しくなりつつあるなんて、知らなかった。今までのわたしだったら迷わずに先生を選んだだろう。




 だが、今のわたしにとったら、
 鳥海くんだって大切な、
 友だち。




 先生の、すすり泣くような、声が聞こえた。

 先生を励ますべきだ、と思った。

 しかし、先生には、支えてくれる相手がいる。

 先生のおなかに。

 そしてもうひとり。
 おなかの子の、お父さん。

 
 先生には、ふたりいるのだ。