松本先生が急な出張になったとき、必要ならば、もうひとりの図書委員会の顧問の先生に断ってから、図書室を開けてもいいことになっている。 その役目を、わたしが任された。 わたしが、松本先生から、信頼されている証。 この鍵を見るたびに、わたしはうれしくなる。