その日、わたしはいつものように図書委員の仕事をするために、図書室へと足を運ぶ。だが、そこはいつもとは違っていた。 鍵……? 図書室の扉には、鍵がかかっていた。 いつもはそんなことはないのになあと不思議に思いながら、かばんから、松本先生から渡されていた合鍵を取り出す。