「鳥海くんて……だれ?」 空気が凍った、とわたしは思った。 なにかまずいことをゆっただろうか…! あせるわたしを取り残して、 彼女らの顔は張り付いたように動かない。 ぽかんと口を開けたまま、かたまっている。 ……そんなような気がした。