「先生は先生じゃん!」 先生ってかんじがする、と言った俺に、生徒は当然のことのように言ってくれる。 そうだ。 この子たちにとったら、俺は先生だ。 「あはは、先生おかしいのー!」 「せんせー、早く、 答えを教えてくださいよー!」 「この本の作者は、 先生のカノジョなんすかー!?」 生徒が「この本の作者」と言ったとき、本を高々と掲げていた。 ふいに、その本のタイトルが目に入った。 その本は、俺の手のなかにもある。 「よし!いいぞ!大発表だ! その人はな、俺の……」