そして先生は、「内緒よ?」とにっこりほほ笑んで、じぶんのくちびるに人さし指をあてた。 また、先生との距離が近づいた気がする。 先生には、先生の考えがある。 だいじょうぶ、きっとちゃんと答えがでてる。 だから、先生のほほ笑みの陰りには、気付かないふりをした。 先生がしあわせだと思う道をすすんでくれたら、それでいい。