「はじめまして。黒瀬 進(クロセ シン)です。よろしくお願いします」 ペコリと礼をした姿、整った顔。 あ、黒瀬君って・・・朝に校門のところで会った男の子だ! すごい偶然。 「黒瀬の席は、速水のとなりだ」 えっ!? 「はい」 そう言って、私のとなりの席までくる。 目が、合う。 「よろしくね、速水さん」 「こちらこそよろしくね、黒瀬君」 その時、私は気づかなかった。 この胸の高鳴りの理由に―――。