「よかったらシンも一緒にお昼食べない?」

アヤネがシンに、優しく微笑みながら話かける。

「おっ、いいのか?ありがとなっ」

近くにある机と机を合わせる。




「いただきまーす」

私たちは各自のお弁当に手をつけた。

「そう言えば・・・マキ、授業の最後くらいから腹の音鳴ってなかったか?」

首をかしげてシンが聞いてくる。

「う゛っ!やっぱり聞かれてたんだ・・・」

「ははっ、少しは自重しろよっ」

お茶片手に笑う。

「し、しょうがないじゃん!勝手に鳴ったんだってば!」


楽しい時間はあっという間に過ぎていった。