ご飯を食べていても、 結局は、裕也を独り占めしている。 私はその時、すごく泣きたくなっていた。 それは、些細な事でもない。 小さい頃から、そうだった。 裕也に、妹が出来た時に、 私は素直に喜ぶことが出来なかった。