裕也side 俺達は、家が一緒なので、 便利だったが、 家族もまた一緒である。 本当に不思議だよなと、 言いたくなる。 いつしか俺達は、帰り道には、 毎日のように手を繫いでいる。 すると美咲が、 「ねえ、何で手を繫いでいるの?」 「ん?美咲が襲われないように」 「失礼な」 って、言われてしまった。