「今日は、これで終わる。解散」 と先生が、いつの間にか言ってた。 私もそろそろ、帰るかな。 「ねえねえ、美咲。また裕也君の事を考えてた?」 と言ってきたのは、 「由梨奈ちゃん。そんなことないって」 「またまた、一緒に暮らしているくせに」 何も言えなかった。 由梨奈ちゃんは、本当に私達のことを知ってる。 本当に、不思議な子だって今でも思う。