「あはは…、悪い冗談やめよっ?」 そうだ。 “あの”鳴海が私を好きなんて、あるわけない。 きっと、悪い夢。 「冗談じゃない。俺が好きなのは、幼なじみの…、桜田敦司が好きな、早乙女真綾だ」 真剣な顔をして、鳴海が言う。 「答えは…真剣に、ゆっくり考えて」 え…、話が早すぎてわからない。 たった数日で…告白? もう、わかんないよ。