「んー!夏の夜はいいねぇ」 「だな」 「そういえば他のバスケ部いなくない?」 「だって真綾ずっと寝てたから皆もう帰ってるよ」 「じゃあ私達だけかぁ……っ!?私どんだけ寝てたの!?」 「軽く3時間は寝てたよね」 「マジでごめん…」 「いいって。あ、その代わりに真綾の寝顔写メったし♪」 鳴海はそう言いながら私の寝顔を見せてきた。 「ちょっ!!消してよ〜」 「やーだね」 私と鳴海はじゃれあいながら 私の家の方に歩いていった。 ……敦司に見られていたとも知らずに。