「真綾ー」 「なにー?」 「今日送ってくよ」 「えっ、でも私彼女じゃないし、皆に誤解まねくよ」 そうだ、また女子が騒ぎ出したら面倒。 何より、鳴海が困る。 「いいんだ。俺が送りたいだけ。夜に女の子1人じゃ危ないし」 女の子っ!? 私が女の子かぁ…ー 何かイイ気分♪ 「じゃあお言葉に…甘えちゃおうかな♪」 「そうこなくちゃ!」 そう言いながら学校の玄関を出る。