まるで、二人がくっついたかのように、身体中が熱くなる。 きっと、敦司もそう。 沈黙の中に再び敦司の声が響いた。 「真綾」 身体を離して、また、見つめ合う。 「はい」 「さっきも言ったけど、俺はまだ高2で、社会からどう見られたって子供なんだ」 「うん」 「だけどな、この想いだけは大人には負けない自信があるんだ」 「うん」