「まだまだある」 「どんなこと?」 「マイホームには庭は絶対必要だ」 「あ、私わかった!」 「理由言ってみ?」 特上級の美形でニコニコしながら敦司は聞いてくる。 「キャッチボール、でしょ?」 「よくできました」 そう言って、私の頭をポン、と撫でた。 そのせいで、私の心臓は一気にドクンドクンと速いスピードで狂いだす。