そして、玄関からリビングに繋がるドアが開いた。



「敦司君っ!」


ついさっきご飯を食べ終わって、ソファーに移動した私と敦司のもとへ、ダッシュでお父さんが来た。



「真綾と付き合っているとは本当かい!?」


お父さんの目は、何故だか輝いていた。


「はい。1ヶ月ほど前からです」


「おぉ!!お母さんっ!」


お父さんがお母さんを呼んだ。


「だから言ったでしょ!もうこれ程嬉しいことはないわ〜!」


キッチンで片付けをしているお母さんは、こっちを覗き、ニヤニヤした顔で見てくる…。