「オバサン」 敦司が、さっきまで喋っていたトーンとは明らかに違う声で話し出した。 「なぁに?」 お母さんは天然…ド天然だから、この雰囲気に全く気づいていない。 「俺達、もう付き合ってます」 「……え?」 私は目が点になって2人を見つめていた。 お母さんは頭が混乱しているようだ。 「1ヶ月ほど、前から」 「……えぇ?」