「おいっ!大丈夫かよっ!」 「敦司しゃん…」 「あぁ!?今日のお前おかしくね!?」 「みたいだす」 鼻血を拭こうと、ティッシュを取り出していると、手がのびてきた。 「ちょっ…!」 驚くのは言うまでもない。 あの敦司が! 意地悪な敦司が! 私の鼻血をぬぐっているだと!? 早乙女真綾、顔が、タコになっていると思われ…。