『おぉー!』 背中の方から大きな歓声が聞こえた。 「敦司先輩やりますねぇー!」 「お前らやっとくっついたな!」 いろんな声が聞こえてくる。 声からして、バスケ部員たちだろう。 自分が抱きついていたのを忘れてたから急いで離れた。 「あっ、ごめん、敦司…」 「べ…別に」 かっ、かわいい…! ほっぺが赤い! もちろん、キュンって可愛い効果音が頭の中で響いたのは、言うまでもない。