そっと唇を離すと、目が合った。


げっ!

私、絶対顔真っ赤だよ〜っ!
恥ずかしい…。


「ふっ、お前タコみたいだな」


「なっっ!敦司だって!」

「ばかっ、俺は…、ほら、夕日に顔が当たってるだけだし」


「まったく。照れてるなら照れてるって正直に言えばいいのに」


「うっせ。さ、帰るぞ」


「仕方ないから一緒に帰ってあげる!」


「なんだその態度!もう知らねー」


なんて敦司は言って、一人でスタスタ歩いてる。


さっきの甘〜い雰囲気はどこいったわけ!?