「コ、コレでいーの?」
こげ茶で、まっすぐで。
こげ茶なのは変わりないけど、
なんだか・・・・ふわふわしてる?
コテ、で唯ちゃんが巻いてくれた。
「うんうん、さすが、アタシの陽菜。
すっごくカワイイよ!
元々素材がいいからね」
「いーなぁ、その髪。
地毛っしょ?その栗色さぁ
一時めっちゃ染めてたんだよねー」
「え!?あたし、このこげ茶いやなんだけどなー。なんか、中途半端じゃん」
時折雑談も交えながら。
ビューラーとやらで睫毛を弄って
グロスで唇を塗った。
こーゆーのはとんと疎いもので。
唯ちゃんは説明してくれたけども。
よく解らなかった。ごめんなさい。
「・・・・・マスカラしなくても大丈夫。
ファンデーションもいらないね、
陽菜、肌白いから。
なんたってナチュラル重視だから、
グロスも薄く・・・・・。」
スカートも、折ってみた。
いつもは1回も折らないけど。
今日は2回。
みんなもっと折ってる、と
唯ちゃんは言うけれど、
そんな・・・膝上5センチが限界。
少し大きめのセーターを着て・・・
「完成」


