あたしの目の前に置かれたのは大きいキャンドルが1本と小さいキャンドルが6本ついたバースデーケーキだった。
『拓海…』
「何?」
『超恥ずかしいんだけど』
「知ってる」
拓海は満足そうに笑った。
ウェイトレスさんも微笑ましそうな顔をしてバースデーケーキのキャンドルに火をつけた。
仕舞いには【Happy birthday】の曲まで歌いだしちゃって…
たぶんあたし今顔真っ赤だ。
この企画を考え出したと思われる拓海も照れくさそうに笑っていた。
あの日の夜、結局ケーキ食べられなかったしね…
「莉奈さん、キャンドルの火を消してくださいね」
え…やっぱりそれもするの…?
本当恥ずかしかったけどあたしは目の前にあるキャンドルの火をフゥっと消した。
そして最後に
「おめでとうございます♪」
なんて言われて…
ベタな誕生日になった気がする。
そしてウェイトレスさんが切り分けてくれたケーキを食べた。
『拓海って読めないよね』
自然にそんな言葉が出た。
「よく言われる」
拓海は笑って答えた。
あたしは
『ありがと』
と拓海に聞こえない声で呟いた。
「じゃあそろそろ宿題提出してもらおうかな」
『拓海…』
「何?」
『超恥ずかしいんだけど』
「知ってる」
拓海は満足そうに笑った。
ウェイトレスさんも微笑ましそうな顔をしてバースデーケーキのキャンドルに火をつけた。
仕舞いには【Happy birthday】の曲まで歌いだしちゃって…
たぶんあたし今顔真っ赤だ。
この企画を考え出したと思われる拓海も照れくさそうに笑っていた。
あの日の夜、結局ケーキ食べられなかったしね…
「莉奈さん、キャンドルの火を消してくださいね」
え…やっぱりそれもするの…?
本当恥ずかしかったけどあたしは目の前にあるキャンドルの火をフゥっと消した。
そして最後に
「おめでとうございます♪」
なんて言われて…
ベタな誕生日になった気がする。
そしてウェイトレスさんが切り分けてくれたケーキを食べた。
『拓海って読めないよね』
自然にそんな言葉が出た。
「よく言われる」
拓海は笑って答えた。
あたしは
『ありがと』
と拓海に聞こえない声で呟いた。
「じゃあそろそろ宿題提出してもらおうかな」
