俺は、金髪に髪を盛って、腰パンに、ブレザーを全開に、シャツのボタンを3つ開け、ネクタイを緩め、ピアスにネックレスに、クタクタになったスクールバックを背負って、自転車の後ろに夢果を乗せて学校に向かった。 バリバリのギャル男だぜ!! まっ、これが本当の、俺なんだけど。 なんか、気楽だな。 あんなに、言ってくれる人、あんまりいないから。 学校に、行かないまま、辞めるとこだったかもな。 ほんと、夢果には、感謝だな。