俺は、話終えて、すぐナナのマンションから、出た。 その時気付いた。 泣いていたことに。 あっ、一つ言い忘れた。 <ナナ、今まで上げたプレゼントは、返せなんて言わない。とっといてくれ。> ―送信完了― メールを送って、すぐ、ナナのアドレスを消した。 アドレス変えっかな。 5分くらい経って、ナナから、最後のメールが来た。 <ごめんね。今まで、ありがとう。> そのメールを見た瞬間、涙が、溢れてきた。 さようなら、ナナ。