だって、そんなことを言っていた、海斗さんが。 俺が言うのもなんだけど、高校生に酒を出す店に、引き抜かれたなんて、信じたくない。 そんな海斗さんが、俺は嫌いだ。 だから、ナナが、海斗さんのことが、好きだなんて、信じたくない。 俺は、ナナの部屋に繋がっているドアから、動けなくなっていた。 望夢とナナは、気付かなかった。 でも、海斗が望夢がいることにきづいた。 「望夢!!そこに立ってないで、部屋に入れよ!!」 !!! 「望夢?いるの?いるなら、返事して。」 ナナ・・・・。