「その前に、俺、この格好では、話せねぇ~。普段の俺じゃなきゃ、話せねぇから、放課後、俺ん家でいいか?」
「しょうがないね。わかった。放課後、学校の近くのマ〇クで待ち合わせ。」
「わかった。」
「じゃ、そういう事で。」
「ああ。つか、戻らないのか?」
「簡単だもん。受けたって、しょうがない。」
「確かに。」
俺は、こうみえて、頭がいい。
だから、高校の授業なんか受けなくても、テストでは、85点以上。
「望夢くんって、頭いいんだ。つか、うちのこと、フルネームで呼ぶのやめてね。夢果って、呼んで。うちも、望夢くんじゃなくて、望夢って、呼ぶから。」
「はい、はい。わかりました。」


