「嘘ついたって、ダメだから。」
「はあ?!(怒)」
寝ていたのを起こされて、それだけでも、機嫌悪いのに、もっと、悪くなる。
「昨日見ちゃったんだよね。」
「何を?」
「ん?望夢くんが、女の人を連れて、ラブホテルに入って行くの。」
「・・・・」
「そして、帰りは、女の人を送ってから、買い取りの店に行ってから、ホストクラブに入っていくのを。」
「・・・・」
「あのホストクラブの、No.1だなんて。」
俺は、秘密にしていたことをほとんど、知られてしまった。
でも、ナナのことは、知られてないから、いいか。


