何こいつら、うざいしか、言いようがない。 ギィー 錆付いたドアの音が、周りに響いた。 大橋夢果は、入り口から見えない、壁におっかかり、座った。 俺は、どうすることも出来ず、立っていた。 キーンコーンカーンコーン 「立ってないで、座って。ばれたら、嫌でしょ?」 「で、何?話って。」 「望夢くんさ、学校のときと、休みのときとで、違うでしょ?」 ギクッ なんで、知ってるんだ? 「なわけないじゃん。」 「その髪だって、ズラでしょ?」 「違うって、いってんべ!!!」