教室を出て俺は自分の親の前に、夢果の母親のところに行った。 「夢。」 「お母さん。」 「始めまして。」 「あなたが望夢くんね。」 「ご存知だったんですね。」 「彼…。夢の父親とお義母さんとお義父さんに聞いていました。」 「ああ。そうでしたか。」 「夢をよろしくお願いします。」 「こちらこそ、よろしくお願いします。それと…」 「なに?」