俺は、夢果の目の前に立った。 そして、夢果も立ってくれた。 「夢果。待たせてごめん。やっと、迎えにこれたよ。」 「…。待たせすぎ。でも、迎えにきてくれてありがとう。」 隆貴たち以外は理解できていなかったが、おめでとうって言ってくれてるやつがほとんどだった。 「静かにしてもらってもいいか。今から大事なことを言うから。」 そう言うと、周りは静かになってくれた。