「…」 「言ってる俺もよくわかんねーけど、圭志の隣の席の啓介が言ってたんだ。」 「あの、圭志に片想いしてるやつか?」 「あー、隆司。そいつから聞いたんだ。」 「俺も何よなくわかる。」 「隆也も?」 「うん。俺の席からみたくなくても、黒板見るのに圭志の席が絶対見えんだ。泣いてるっていうか、そんな感じは感じれる。」 「なあー、望夢。これでも圭志を解放しにつもりか。」