予定の1時間前
俺は、待ち合わせ場所にきていた。
「早すぎたか。」
服に悩んだが、結局これにした。
いつもは、ホストみたいなスーツ風にしたり、オラオラ系だったり。
でも、今日はお兄系。
「似合ってるのか??」
こんな格好をしない俺は、違和感を感じる。
それに、周りの視線がいたい。
「すいません」
「はい」
俺は誰かに呼ばれた。
振り返ると夢果ではなく、綺麗めギャルが立っていた。
これは、逆ナンか。
「あの…、もともと座ってたんですが。」
「えっ?」
よくみると、俺が座っている向かい側の椅子にバックが置いてある。
逆ナンじゃ、なかった。
「すいません」


