結婚会場までは、車で一時間くらいの都内にある会場。 たぶん、都内一でっかいんじゃないかってくらい、でかい。 さすが、海斗さん。 「お忙しい中、お越し頂きありとうございます。こちらに、お名前をお書きください。祝儀はこちらに。」 「はい…。望夢、はい。」 「ああ。」 親父が受付の人に、祝儀を渡した。 「あの、すいません。これも。」 「あ、はい。ありとうございます。」 親父は、ビックリした顔をしていた。 「望夢…」