「隆貴、隆司。」 「ん?」 「なんだ??」 「俺に謝る前に、謝んなきゃいけねぇ奴、いるよな?」 「ん…、ああ。」 「……」 「この場とは、言わねぇ。」 「隆貴、隆司。あっち。」 隆也は、みんなからは離れていて、あまり見えないフェンスの方を指した。 隆貴と隆司は、何も言わず立って隆也が指したほうに行った。