True love 〜高校生ホスト〜



俺は、圭志に抱きついた。

「の、ぞむ?」

「圭志…、今日だけ。いや、今だけ、このままさにして。」

「…」

俺は、"ごめん"を何回も言った。

たまに、圭志が、"謝らないで"と言うくらいで、後は、何も言わなかった。

俺が離れた後、圭志は、下を向いていた。

「ずるいよ…」

「ごめん」

「謝らないでってば。」

「ごめん」

「もう…」