俺は親父に言われた、翌日からホストクラブに出勤することになった。
出勤とするといっても、今日は金曜日。
学校に行ってからでも良かったが、休んで親父とスーツを選びに街に出かけた。
「おい、望夢。ナナに店で働くこと言ったのか?」
「言ってねーよ。…なあ、親父…」
「なんだ。」
「ナナとか周りの身内には言わないでくれないか。お袋は別として。」
「お前がそれでいいなら。」
「ああ。」
そんな会話もしつつ、必要なものこれから必要になるだろうものを購入した。
購入したのはスーツ3着、靴2足、カツラ2つ(金髪と黒髪)、他にも色々と。
そして夜…
今日から俺はホストという、もう一つの顔を持って生活する。


