「…望夢が、ホストかあ。なんか、わかるかもしれないけど、変な感じ。」 「だよな。」 「望夢、辛かったね。」 「えっ?」 「だって、失恋もして、尊敬していた人に裏切りられて?まっ、そんな感じで。隆貴くん達といろんなことで、喧嘩して。さんざんだね。」 「……」 そう言って、圭志は抱きしめてくれた。 お母さんが、泣いている子供を慰めるように。