「望夢最低………」 圭志の泣き声が、部屋に響き渡った。 「ごめん。」 あれから、一時ほどだっただろうか。 圭志は泣き止んだが、一言も話していない。 「ねぇ、望夢。」 沈黙を破ったのは、圭志だった。 「ん?」 「質問していい??」 「質問?いいよ。」 お互いに、顔を見ないで、背中を向けたまま。 「じゃ、一つ目ね………。」 「ああ。」