「望夢、帰ろう!!」

「ああ。」

毎日一緒に、帰ってる。

面倒くさいとか、飽きたとか、うざいとか、そういうのは、全然ない。

でも、夢果と重ねてる。
どこか、一ヶ所でもいい。
夢果に、似ているとこがあって欲しいと思って、夢果と重ねてしまう。


「ねぇ、望夢。」

「ん?」

「望夢、うちのこと、好き??」

「……好きだよ。」

「よかった。」

すぐ、答えられなかった。