最初はナナに親父の店でホストをすることを伝えようと思っていた。 もしかしたら、店にナナが来て俺を指名してくれるかもしれないと思っていたし、ナナのためにやるって決めたことだったから。 けど、それはやめた。 ナナにとっては弟みたいな存在であって、第一にセフレでしかないのだから。 親父の店でホストをすることは俺と親父だけの秘密。