「じゃ、誰が好きなんだよ。」
「大橋夢果。」
「夢ちゃん??」
「夢果と知り合いなのか?」
今まで黙っていた、隆貴、隆也が、話に交ざってきた。
「ああ。唯一、俺のケータイに入ってる女。」
「そーなんだ。夢ちゃん、可愛いよね。」
「あ、ああ。だから、隆司、美里依のことは、諦めるな。」
「望夢。望夢が今言ったのは、嘘じゃないんだな。」
「あったりまえ!俺、なんなギャルギャルしいの、苦手なんだよね。」
「ふっ。どっちかっていったら、隆司の方が、苦手そうなのに。」
「だからねえ~!!!」
「隆司。もう、美里依とは、あんまり話さないから。用事がある時だけ。」


