「……」
「まぢ、苛つくわ!!!」
「……」
「あのや、隆司。
俺さ、今までダチっていなかったから。
あんなのやってたから。
でも、本当の自分で学校来たら、隆司達がダチになってくれて。
それで、今までダチいなかったから、どう接していいのか、何をかんがえてるのか、全然、わかんないんだよね。
だから、どんな事がいやなのかとか、わからなくて。
まぢ、さっきは、ごめん。」
「…ああ。つか、もういいや。」
「えっ?」
「俺、諦めるし。」
「何言ってんだよ!」
「望夢も、好きなんだろ?美里依のことさ。わかってんだ。だから、嘘つかなくていいから。」
「何言ってんだこいつ?」
「だから!!あ………」
「ふざけんな!!!!!!!好きなんだろ?それなら、あきらめるとか、言うなよ!!!!俺だって、諦めなかったんだ。」
「良いじゃ……」


