「隆司、どうしたんだよ…」
「いや、俺的に、望夢が悪いと思う。」
「俺も、隆貴と同じ。」
「なんでだよ？好きな奴の弁当、食いたくないのかよ!!」
「食べたいよ。でも…、自分のために作ってもらった弁当じゃないんだよ？なんか、食べれて嬉しいよりも、自分のために作ったんじゃないんだって悲しい方が、おっきいいじゃん。」
「俺も、そうおもうぜ。望夢。だったら、食べないからって言われたほうが、よっぽど。でも、隆司だから、せっかく作ってもらったのに、なんで食わないんだって言って、キレそうだよな。」
「確かに。隆司は、俺たちのなかで一番、何を考えてるのか、わかんないんだよな。俺たちでも、何を考えてるのか、わかんないときがあるんだよ。」
「そうなんだ。」
